迫る米国の利上げでついに投資適齢期の到来!? [VCSH]バンガード米国短期社債ETFと[VCIT]バンガード米国中期社債ETFから分配金です。
先週末に発表されたアメリカの『雇用統計』のデータが良かったため、ついに今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決められるとの観測が強まって来ていますね。今回のFOMCの利上げで直接的に影響を受けるのは短期金利であり、こちらについては既に実際の国債市場でも動きが出て来ているようですが、いずれ中長期の債券の利回りも大きく動くか、注目したい所ですよね。
さて、今回の記事では「資産運用始めるなら!マネックス証券」で購入する事のできる『アメリカの債券』に投資する海外ETFの中から、[VCSH]バンガード 米国短期社債ETFと[VCIT]バンガード 米国中期社債ETFの2商品をご紹介することにしたいと思います。
今まで、当ブログでは米国社債に投資する商品としてはブラックロック社が組成する[LQD]米国投資適格社債ETFに注力して投資してきたのですが、今年のはじめにライバルのバンガード社のETFの取扱いが一気に50本拡大された時に、今回の記事でご紹介する3つの社債ETFが国内のネット証券などでも購入出来るようになりました。
本当であれば、社債系の商品は[LQD]米国投資適格社債ETF1点集中でも悪くはないのかなと思うのですが、海外資産をブラックロック系のETFばかりに集中させるのもどうかと思いましたので、結果的には下のバンガード社の社債ETFにも分散して投資することとしたのです。
バンガード 米国社債系商品の過去1年間の利回り
■ [VCSH]バンガード 米国短期社債ETF:1.94%(前月比+0.02%)
■ [VCIT]バンガード 米国中期社債ETF:3.28%(前月比ー0.01%)
■ [VCLT]バンガード 米国長期社債ETF:4.59%(前月比ー0.01%)
さて今回の記事でご紹介するバンガード社の社債系ETFでは、その保有社債の償還期限までの長さ別に3種類のものが上場されています。そのうち、私の配当金生活のポートフォリオでは、今の所は[VCSH]バンガード 米国短期社債ETFと[VCIT]バンガード 米国中期社債ETFの2銘柄に投資しています。
記事の前半では、来週にも迫っていると見られている米国の利上げのおかげで、既に米国の短期金利には影響が及んでいると書きましたけれども、上記の分配利回りの推移を見ても多少『短期の社債』の利回りがアップして来ている事がわかるのではないかと思います。ただ、上記くらいの差だとまだ誤差の範囲内と言えるのかもしれませんけどね。
さて、現状では短期・中期の2商品だけ保有している私ですけれども、いずれは長期の社債ETFにも投資をスタートしたいと思っています。ただ、長期の商品に投資するのであれば、最低でも利回り5%はほしい所だと思いますね。また、長期の期間の社債については利回り上昇の場面で、短期社債よりも価格が下落する可能性が高いのでそれについては気をつけておく必要がありますね。
※ 上記の株価チャートはグーグルファイナンスから引用
[VCLT]バンガード 米国長期社債ETF 過去5年間の値動き:ここで、[VCLT]バンガード 米国長期社債ETFの過去5年間の値動きを見ておきたいと思います。2015年12月4日を起点とした過去5年間の成績は+10%程度と好調ではあるのですが、株式とは違い債券の値段は『常に右肩上がりという訳ではない』という事には注意が必要ですね。コレから先、長期の債券利回りが上昇するのであれば、当然投資口価格は下がってしまうという事に注意が必要です。
また、この商品は『期間の長い社債』に投資しているのでその値動きが債券の割には大きいという事に注意が必要です。過去5年を見ても1口77$〜97$くらいの範囲で推移しておりまして、これは短期の債券が同期間で1桁台後半%の値動きである事を思うと、かなり大きな値動きである事がわかると思います。多少の値下がりを気にしないという方向けの商品かもしれませんね。
バンガード社の社債系ETF2商品から分配金をいただきました。
さて、今回は[VCIT]バンガード 米国中期社債ETFからは1口あたり0.231$(先月比ー0.06$)分の、[VCSH]バンガード 米国短期社債ETFからは1口あたり0.134$(先月比+0.02$)分の分配金をいただきました。保有口数は前者が218口、後者が239口でありまして、国内外の源泉徴収税を差し引いた後の受け取り分配金は63.06$でした。この記事を書いている段階での為替レートを掛け合わせますと、7,763円を受け取った事になります。
米国ETFの購入には、マネックス証券が個人的にオススメです。
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