変動率が大きくなる世界経済。そんな時こそベタな『ドル・コスト平均法』での投資がオススメ!?(野村が考えるNISA活用法その2) - 高配当株で配当金生活

変動率が大きくなる世界経済。そんな時こそベタな『ドル・コスト平均法』での投資がオススメ!?(野村が考えるNISA活用法その2)

今回は、私が愛用している証券会社の1つである野村證券で、2014年2月に開かれたセミナーである野村が考えるNISA活用法という資料の中から、皆さんにいくつかをピックアップしてご紹介することにしたいと思います。この記事は同セミナーの2番目の記事となりまして、野村證券オススメの投資方法である『ドル・コスト平均法』を中心にご紹介していく事にしたいと思います。

さて、『ドル・コスト平均法』という投資方法は投資に詳しい方であれば今更再度申し上げるまでもないかもしれません。ご存じないという方向けには、記事の後半で詳しくご説明したいと思いますので、そちらを読んでいただければと思います。

この『ドル・コスト平均法』。一般的には、相場が上下を繰り返す時はこの方法に勝る投資法はないと言われているんですよね。相場が右肩上がりであれば、最初に一括でドーンと投資するのが一番の方法なんですけれども、『長期に渡って右肩上がりの相場』になると信じている方は、このブログの読者の皆様の中にもそれほどいらっしゃらないのではないでしょうか。

当ブログで定期的に積み立てを行っている投資信託

■ セゾン投信セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(世界分散投資)
■ ひふみ投信月々1万円からの資産形成ひふみ投信(国内株式)

ちなみに、当ブログでは上記2つの投資信託の定期積立を行っています。両投資信託とも月に1万円ずつ淡々と積立をしているんですけれども、定額で毎月積み立てというのがまさに『ドル・コスト平均法』という訳なんですよね。両投資信託の積立は5年10年と続けていきますので、その推移は皆さんに逐次ご紹介できればと思っています。

世界のGDP成長率の変動幅は大きくなっている!?

世界のGDP成長率の変動幅

さて、ここからは野村證券投資情報部が作成した図表をいくつか見ながら記事を進めていきたいと思います。まずは、『世界の実質GDP成長率の変動幅の大きさ』というデータですね。コレを見ると、1990年代には世界のGDP成長率は上下動の幅が小さかったのに、2000年代に入って毎年の成長率のプラスマイナスの変動幅が大きくなっている事が分かるのではないかと思います。

この理由の1つとして考えられるのが、世界経済に対する新興国のシェアが上がって来ているという事なんですよね。新興国の台頭については、今更述べるまでもない事だと思うのですが、新興国経済は今の所は先進国経済よりもGDP変動率の幅が大きい傾向にあるため、結果的に世界のGDP変動率の幅も拡大傾向にあるという事になるのです。

世界の株価変動

この10年ほど、日本のみならず世界の株価の変動も激しくなっているように感じるという方は私以外にもいらっしゃるのではないでしょうか。実は、それは感覚的な物ではありませんで、上の図表を見ると『変動が激しくなっている』事が正しい事であると分かるのではないかと思います。

実は、先進国が世界GDPの8割ほどを占めていた1990年代前半頃までは、概ね世界のGDPの成長と世界株式の株価は相関性が高かったんですけれども、1990年代の後半以降はダイナミックな動きになって来ているんですよね。つまり、一括投資をしてしまう場合は、タイミングを誤ってしまうと『復活に非常に時間がかかる』という事になってしまうのです。

変動が激しい時代にこそ『ドル・コスト平均法』を。

こういう流れで、野村證券の薦めるドル・コスト平均法のご紹介という事になります。この手法は、1940年にアメリカで開発されたという非常に古く、シンプルな手法であるのですが、株価が上下しながら推移している時は、この手法を上回るのが非常に難しいがためにある意味『最強の投資法』と言えるのかもしれないほどなんですよね。

ドル・コスト平均法

端的に言うと『定期的に・継続して・一定金額ずつ』を購入する方法が『ドル・コスト平均法』であります。上の図では、ある投資信託の仮の基準価額の動きをグラフで示しておりまして、毎月1万円ずつ積立する場合と、毎月1万口ずつ購入する場合の5ヶ月後の結果を比較しています。すると、

ドル・コスト平均法の場合:51,030口
定数購入方式の場合:50,000口

と、投資信託の基準価額が下がっている時には多くの口数を購入でき、さらに基準価額が上がっている時は控えめの口数を購入する事になる『ドル・コスト平均法』での投資の方が、結果的には同じ5万円の投資で多くの口数を買える事になりました。まあ、『ドル・コスト平均法』が勝つようにデータは調整されているんですけれども、色々なデータで実験してみると、意外にこの方法に勝つのは困難である事が分かるのではないかと思います。

ドル・コスト平均法2

例えば、『ドル・コスト平均法』があまり有効ではないと思われる状況が、上の図の上部グラフのように基本的には株価が右肩上がりで推移する時なんですよね。逆に、『ドル・コスト平均法』が強みを発揮すると思われるケースが、グラフ下の株価が右肩下がりのケースである時であると言えるのです。この2ケースにおいて、毎月1万円ずつ積み立てたパターンを見てみると

■ 相場上昇時の毎月1万円の積立:45,630口の購入(時価:54,756円)
■ 相場下落時の毎月1万円の積立:55,890口の購入(時価:44,712円)

ということになります。実は、相場上昇時のケースでは、最初に5万円分購入していると5ヶ月目には時価が60,000円になっていたので、『ドル・コスト平均法』が敗北するパターンと言えるんですよね。一方、相場下落時のケースでは、最初に5万円分購入すれば5ヶ月目の時価は40,000円となっておりますので、『ドル・コスト平均法』の勝利という事になるのです。

これから結論づけたい点は『ドル・コスト平均法は相場上昇時には相場上昇分よりも負けてしまう、相場下落時には相場下落分ほどは負けない』という事なんですよね。つまりは、勝ちも負けもマイルドになるというのが個人的には『ドル・コスト平均法のメリット』と言えるのではないかと思うのです。

毎月の投資資金の都合で止むなく一括投資ではなく、積立投資をするというケースもあると思うのですが、もし今『一括で投資する資金がある』というケースであっても、コレからの相場が上がり続けるのか自信がないという方であれば、とりあえず一括で購入するのは止めておいて積立投資をスタートさせるというのが手なのではないかとも思います。私は万年弱気ですので、『株式が上がり続ける』とは思えないんですよね。皆さんはどうお感じになりますでしょうか!?

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