長期的には成長し続けそうな世界経済。イギリスの例に見習ってじっくりと腰を据えた投資を行うべき!?(野村が考えるNISA活用法その1) - 高配当株で配当金生活

長期的には成長し続けそうな世界経済。イギリスの例に見習ってじっくりと腰を据えた投資を行うべき!?(野村が考えるNISA活用法その1)

日本の証券業界を引っ張る存在であり、その商品開発能力・営業能力は誰もが認める所であると思われる[8604]野村證券。このブログをご覧の方にも、実際に野村證券との取引があるという方は少なくないのではないかと思います。

残念ながら、野村證券の扱っている商品は個人向け国債や、一部の外債・社債を除くとちょっと手数料が高い傾向にあると思いますので、個人的にはあまり商品を同証券会社で買う事はないのですが、それはそれとして投資家向けのセミナーには時々参加しているんですよね。

普段、新聞・雑誌やネット上で情報を集める事の多い私ですけれども、やはり野村證券でセミナーを担当する方はかなり話に長けておりまして、そして何と言っても、同証券会社の資料は非常に出来が良いように思えるんですよね。皆さんも、近所に野村證券があるという方は、是非とも一度セミナーに参加してみる事をオススメしたいと思います。参加しただけでは、それほど熱心に営業される訳ではないように思いますしね。

野村が考えるNISA活用法セミナーに参加してきました。

野村が考えるNISA活用法

ということで、今回は野村が考えるNISA活用法というセミナーに参加してまいりました。こういうセミナーは定番だと思いますので、本来は皆さんの最寄りの野村證券で実際に受けていただくのが良いと思いますが、このブログでも3記事に分割してその内容の一部をご紹介してまいりたいと思います。なお、今回の記事で引用している図表は、野村證券株式会社投資情報部が作成したものとなります。

NISA

さて、今年2014年の1月から本格的にスタートしたNISA口座。既にご存知の方が多いと思いますので、簡単にだけ確認しておきたいと思いますが、昨年までは上場株式の売買益・配当金への税金が特例で10%となっていた所、この税金を本則の20%に戻す代わりに、NISA口座においては『年間100万円までの購入分について、売買益と配当金に税金がかからない』という事になりましたね。

このNISAという制度は、今の所は時限措置という事になっていますけれども、私は『恒久化されるもの』と思っています。今回の野村證券の講師の方もそういう認識でいらっしゃったようですね。つまり、NISA口座で購入したい投資商品というのは、『恒久的な非課税のメリット』を受けるために、長期的に元本成長(配当含む)が期待できるものがセオリーという事になるのです。

中長期投資のメリット

さて、この図表は意外によく用いられているものでありまして、『投資期間別に見た世界株式の収益率』という事になりますね。常識的に考えると分かる事かと思いますが、1年毎ではその年毎に大きなばらつきのある運用成績も、長期間保有していればいるほど、平均的なリターンに近づくという事になります。まあ、この数字はあくまで『過去の成績』であり、将来を保証している訳ではないという点がひっかかるのですが、それを否定すると統計学を否定する事になってしまうので、あまり気にしすぎないでおきましょう。

ちなみに、上のグラフでは分かりにくいと思うのですが、1970年〜2013年の間に1年しか投資しなかった場合は『ー51.6%〜+65.5%』のめちゃくちゃ広い幅だった投資成績は、15年投資すれば『+1.0%〜12.9%』と、どの15年を取ってみても+となる結果になっています。ちなみに、この43年間の成績は平均で年間+7.6%でありました。今後もコレだけ成長するかというのは分かりませんけどね。

世界経済成長

さて、上のグラフはドル建で見た世界経済成長という事になります。期間は過去100年と比較的長めに取っているグラフという事になりますね。この100年の間に物価も上昇しているので、話は本当はややこしいんですが、名目ドル建てのGDPを見てみると、100年間の間に366.7倍の成長を見せた事になります。途中、世界大戦やリーマンショックで下がる場面はありましたけれども、長期的にはほぼ右肩上がりだった事が分かりますよね。

上のグラフは『米ドル建て』の世界経済成長だったんですけれども、実は円ベースでこの成長を見てみると117.9倍でしかないんですよね。よくよく考えてみると、以前は1ドル=360円だった事もあるのに、今は100円前後。そう思うと、米ドル建てで世界成長を見た時と、日本円建てで世界成長を見た時に差が出てしまうのは仕方ないのではないかと思います。

ポンド建ての世界成長

そして、今回の記事で最後にご紹介したい記事はイギリスポンド建てでの世界経済成長という事になります。第一次世界大戦頃までは世界の覇権を握っていたイギリスは、その後徐々にアメリカに覇権の地位を奪われる事になり、ポンドは長期的にはドルに対して安くなってきました。

そのポンド安の影響もあってか、この100年間でポンド建てでの世界経済成長と見ると、何とビックリ1775.4倍の成長を見せていたんですよね。つまり、イギリスに住んでいる方でガンガン世界に投資してきたという方は、その世界成長の果実を存分に受け取る事ができたということになるのです。

トヨタ自動車[7203]に33年間投資した日本人とイギリス人
1980年3月:株価430円・・・・1万株の価値は7,583ポンド
2013年12月:株価6,400円・・・1万株の価値は376,470ポンド

その例をトヨタ自動車[7203]の株式で見ておきましょう。例として1980年の3月にトヨタの株式を買った日本人とイギリス人を考えます。その後33年が経って昨年の末に株価は6,400円となりまして、この33年で約15倍の資産成長となりました。コレって結構成功しているように思いますよね。

しかし、ポンド建てで見るとその様子は変わってきます。1980年3月にトヨタ自動車1万株を買うためには同時の為替レートで見ると7,583ポンドが必要でした。そして、2013年末の時点ではこの7,583ポンドで購入したトヨタの1万株の時価は何とビックリ376,470ポンドになっておりまして、約50倍に成長した事になるんですよね。

第一次世界大戦まで覇権を握っていたイギリスは、その資金力を生かして世界に投資し、その後覇権をアメリカに譲ってもその世界経済成長の果実を得る事ができました。そして、今まで日本が覇権を握っていたという事ではないとは思いますが、今ビジネスで外貨を稼いでおり、当時のイギリスと同じような状況にあるのが『日本』という訳なんですよね。つまり、今世界の株式に投資しておくと、将来の円安の恩恵を受けられるという事だそうなのですが、うーん、こんなにウマく行くんでしょうかね!?

今後、新興国がドンドン成長してきて、日本の地位は世界の中で相対的に低下するために将来的には円安。コレは確かに納得の行く論理展開ではあるんですけれども、皆さんはどうお考えになりますでしょうか!?ちょっと疑問に思いつつも、私個人としては、コレからは米国株・香港株の保有割合を少しずつは増やしてまいりたいと思っています。

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