国内高配当株式トップ10(2013年4月19日)共に業績下方修正銘柄[6730]アクセル・[7615]京都きもの友禅。配当政策の違いで超明暗分かれる!? - 高配当株で配当金生活

国内高配当株式トップ10(2013年4月19日)共に業績下方修正銘柄[6730]アクセル・[7615]京都きもの友禅。配当政策の違いで超明暗分かれる!?

今回は、2013年4月26日時点での高配当利回り国内株式のトップ10を概観したいと思います。このランキングでは、私なら投資しても良いかな〜と思える独自のスクリーニング基準を使って、基準に当てはまった銘柄の中から上位10銘柄をご紹介しているランキングです。

先週の1位だった[6730]アクセル。こちらは配当金生活のポートフォリオでも保有している、パチンコ向けグラフィックスLSIのメーカーなんですけれども、先日2013年4月25日に発表した来期の決算予想が今期・2013年3月期に比べて営業利益で▲58.6%、そして配当金も半分の50円に減配というビックリ予想だった事から、高配当でもないタダの株という事になってしまい、このランキングからは消滅しました。

配当金生活のポートフォリオで保有している[6730]アクセルなんですけれども、残念ながらこうなってしまっては損切りをするしかありません。こんなに全体的に株価が上がっている時に損切りというのも何とも悔しいとお考えの方がいらっしゃると思うんですけれども、こういうダメな決算を発表する会社とは早々に縁を切って、新しい企業を発掘していきたいですね。

と書いたんですけれども、過去に「業績下方修正 → 損切り」をした企業の株価をみてみると「損切りした時点が底」である事が珍しくないんですよね。最近流行っている学問の分野である、投資と心理学を絡めた「行動経済学」という分野においては、こういう時に損切りするのは典型的な「素人」という事になるんですけれども、皆さんはこういう時どのような戦略を取られますでしょうか!?

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配当金生活向けの高配当銘柄ランキング。ランクイン基準は?

PERが20倍以下であること:タコ配当の銘柄はランクインしません
ROEが7%以上であること:資本コストは7%以上だと思うので
時価総額が50億円以上であること:極端な小型株は流動性の観点からカット
経常利益が前期比+であること:利益マイナスは嫌な感じがしますよね
自己資本比率が50%以上であること:財務が良い会社は安心できます

の5点を満たす銘柄を配当利回りが高い順にランク付けしています。なお、私が普段から基準にしている数字なので、元々保有している銘柄も多いのですが、実際に私が保有している銘柄には☆印を付けております。なお、データ作成にはSBI証券のスクリーニングデータを用いています。

過去のランキング1位・2位・3位が気になる方は!?

第31回(2013/4/19):アクセル(4.76%)/エムティーアイ(4.72%)/アイビー化粧品(4.72%)
第30回(2013/4/12):エムティーアイ(4.84%)/アイビー化粧品(4.81%)/極東証券(4.78%)
第29回(2013/4/5):極東証券(5.07%)/エムティーアイ(4.84%)/アイビー化粧品(4.83%)
第28回(2013/3/29):極東証券(5.23%)/アイビー化粧品(4.72%)/アルプス技研(4.67%)
第27回(2013/3/22):アルプス技研(4.65%)/アクセル(4.56%)/ゲンダイエージェンシー(4.40%)

2013年4月26日現在のランキングです

1(+1):[9438]エムティーアイ:4.80%(+0.08%)
2(+2):[8706]極東証券:4.61%(+0.06%)
3(ー1):[4918]アイビー化粧品:4.55%(-0.17%)
4(+1):☆[4641]アルプス技研:4.41%(-0.05%)
5(+1):☆[9883]富士エレクトロニクス:4.07%(-0.14%)
6(+2):☆[4708]もしもしホットライン:4.04%(-0.09%)
7(+2):☆[2311]エプコ:3.98%(-0.01%)
8(+1):☆[4327]日本エス・エイチ・エル:3.97%(-0.02%)
8(再):[9744]メイテック:3.97%(-%)
10(初):☆[7615]京都きもの友禅:3.95%(-%)
☆マークは、私が配当金生活のポートフォリオで実際に保有している銘柄です。

さて、冒頭に上げた[6730]アクセルのようにダメな企業の事は忘れるとしまして、今回はこのランキングでは初登場となった[7615]京都きもの友禅を詳しく見ていきたいと思います。[7615]京都きもの友禅はこのブログではよく登場する銘柄という事になりますけれども、高配当株式ランキングでは初登場という事になりますね。

この[7615]京都きもの友禅は、直近で株価を大きく下げたためにランクインした銘柄という事になります。上のチャートは過去1年間の[7615]京都きもの友禅のチャートという事になるんですけれども、このチャートによると3月下旬の段階で株価を大きく下げていますよね。実は、この時2013年3月期の決算を大幅に下方修正し、先日発表された最終決算の数字によると営業利益で▲10.2%の26億円、純利益が▲66.5%の5.6億円となりました。

純利益が3分の1というと「一大事!?」と思ってしまう方も多いと思うんですけれども、営業利益が▲10%なのでそこまでの大事件という訳ではありません。こういう利益のパターンの時は、いわゆる会計上の「特別損失」が出ているというのがパターンなんですけれども、この[7615]京都きもの友禅についても、特別損失を計上しているという事になります。その内容のIRを転載しておきますと、

当社が保有する固定資産(東京都中央区の店舗・土地・建物)において、収益性の低下等が見られるため、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき減損処理を行い、平成25年3月期において特別損失として減損損失を計上する見込みであります。その金額は10.4億円です。

ということになるんですよね。「収益性の低下による減損損失」というのは、その該当のお店が儲かっていない証であると言えますので、やはり「良くないニュース」である事は間違いないんですけれども、この10.4億円の損失というのは一過性のものです。そう思うと、次期に続かないこの下方修正は「買いのポイント」かなと私は考えます。今期、タコ配になっているのに配当を維持してくれているのは好印象ですしね。

京都きもの友禅[7615]の主要指標(2013年4月27日現在)

■ PER:9.42倍(予想)
■ PBR:1.33倍(実績)
■ ROE:15.0%(実績)
■ 配当利回り:3.95%(予想)

最後にこの京都きもの友禅[7615]の主要な指標をチェックしておきたいと思います。今期は上記の減損損失によりタコ配当という事になってしまったんですけれども、来期の業績予想をみる限り悪くはないように思います。ただ、今期は特別損失による損失が大きいとはいえ、結果的には営業利益も予想(31億円)よりもダメな26億円で着地しているという事は忘れてはいけませんね。

「きもの」という需要自体はある程度手堅いと考えており、さらに景気の動向にも左右されると私は考えておりますので、今の社会状況を考えると記事の最初で挙げた[6730]アクセルよりはかなり買いやすいのではないかと思います。有利子負債が0というのも個人的には好印象ですね。欲を言えば、今回の下方修正でもうちょっとドーンと株価が下がってくれる絶好のと買い増しポイントと言えたんでしょうけれども・・・。

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